こんなことはありませんか?

① 靴を履いていると親指がぶつかる。

② 親指が「く」の字に曲がっている。

③ うまく親指を曲げることができない。

④ 普段からハイヒールを履くことがある。

細い靴やハイヒールのような幅の狭い靴を履いていて、最近足の親指の辺りが痛くなることは御座いませんか?
もしかしたら、その痛み、外反母趾に繋がる可能性があります。
同じようにヒールを履いても外反母趾になる人ならない人、何が違うのでしょうか?

病院に行っても治らない原因

外反母趾には、角度があり角度によって重症度が変わります。

角度は親指の付け根から親指にかけて測ります。

 

0-15度      :正常

15-20度  :軽度

20-40度 :中程度

それ以上:重症

 

 

病院では軽度の場合、足底板の着用するだけで様子を見ることが多いです。
そのままの状態なので悪化してしまうことがあります。

それ以上の場合は手術になってしまうことが多いです。

 

外反母趾は骨の変形が起こるときに痛みを出します。

また、角度が20度以上超えてくると、靴の横に当たることで、痛みが強くなる傾向にあります。

変形が進んでいくにつれて痛みが強くなり完全に変形してしまうと、痛みは落ち着くと言われています。完全に変形してしまうと人差し指と中指が脱臼することもあります。

治療としては、変形が進んでいる途中であれば、保存治療でも良くなるケースがありますが、変形がある程度進んでしまって、痛みが落ち着いてしまうと、手術の適応になってしまうことが多いので、早めに治療することをお勧めします。

外反母趾の原因

主な原因としては、足の指の小さな筋肉たちの筋力低下によります。
その要因として、細い靴やハイヒールを履かれること、偏平足の方も外反母趾になりやすい傾向があります。

足にはアーチと呼ばれる筋肉で形成された弧があります。このアーチが、体重を分散させたり、振動を和らげるクッションの役割を担っています。
踵から指先にかけて縦のアーチ、小指から親指にかけての横アーチと呼ばれるものがありますが、
これらのアーチが弱くなったり、機能しなくなると、(扁平足と呼ばれる状態)足全体が不安定となり、外反母趾になることもあります。

 

外反母趾の種類

Ⅰ-仮骨性外反母趾:親指は曲がらず、骨が異常に出っ張ってしまって曲がっているように見えます。
Ⅱ-靭帯性外反母趾:足底のアーチが無くなることで、靭帯が緩んでしまい親指が人差し指の方に曲がってしまうことで起こります。
Ⅲ-混合性外反母趾:ⅠとⅡが併発することで起こります。Ⅱが進行してしまうことで親指がうまく使えず、Ⅰを引き起こすことがあります。中年の女性に多くみられます。
Ⅳ-ハンマートゥ性外反母趾:生まれながら足の指が長い人に多く、足の指を曲げたまま歩行することで、指が縮こまり母趾の変形を起こしてしまいます。
Ⅴ-病変性外反母趾:母趾だけでなく足全体が病的なもので変形してしまうことで起こります。
例としては、リウマチやへバーデン結節等で起こるとされています。

 

ご自宅で出来る外反母趾の解消法

ご自宅では、青竹踏みや足のグーパー運動、タオルギャザートレーニング、ふくらはぎのマッサージをお勧めします。
タオルギャザーの注意点として、

Ⅰ-滑りやすい床にタオルを置きます。

Ⅱ-足の甲がしっかり丸くなるように行います。この時に指だけ曲げるのではなく、外反母趾ができている中節指節関節も動かしてあげるとよい。(図の実線の位置の関節)

Ⅲ-踵を浮かさずに足全体でタオルを引っ張ってください。

また、負荷をかけたい場合はタオルの先端に重りを乗せるとより効果が出ます。


青竹踏み、グーパー運動で足の裏の筋肉の硬さを取り除く事ができます。
タオルギャザートレーニングでは、足裏のアーチの形成を促せます。
最後にふくらはぎですが、ふくらはぎは足の裏の筋肉と薄い膜で繋がっている為、ふくらはぎを緩めることにより足裏も緩んでいきます。

注意としては、母趾外転筋の筋トレです。 軽症の場合は効果的な方もいますが、重症の人が方が行うとより外反母趾を強めてしまうことがあります。変形により骨の位置がずれてしまい、筋肉が正常な動きをしていないのです。そのため、母趾外転筋の筋トレを行うと、外反母趾が悪化してしまいます。

※タオルギャザーは、図のように、実線の位置の関節から曲げていくようにしましょう。

 

はすに鍼灸接骨院ならではの対処法

当院では、筋肉を緩め、関節の動きやすくすることで、足のアーチの形成と痛みの軽減を促すことができます。
アーチの形成だけですと根本的に症状の改善が見込めないため、足関節のバランス訓練や骨盤矯正を行うことで、患部の負担を減らす事や正しい歩き方にすることができます。
また、正しい歩き方になると、偏平足の予防もすることができます。
外反母趾でお困りの方がいらしたら、はすに鍼灸整骨院までご連絡お待ちしています。

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