こんなことありませんでしたか?
① 手を引っ張ったら泣き止まない
② 腕を全く動かさない
③ 転倒してから腕を動かさない
④ 普段より激しく泣いている
⑤ 肘を触ろうとすると嫌がる
お子さんと手を繋いでいる際に、何かの拍子で手を引っ張ってしまい、それから泣き止まなくなったり、手を動かなくなったりすることがあります。
その症状、肘内障の可能性があります。
もくじ
肘内障が起きてしまうと
肘内障は捻る動作と引っ張る動作が複合することで起こる症例です。
肘内障が起きてしまうと、激しい痛みが生じます。
そのため、痛みから、泣き叫んでしまう子供がほとんどです。
状態としては、腕はやや内側に向いて、だらりと垂れ下がっており、肘を曲げることもできなくなるので、腕を全く動かさなくなります。
肘内障の原因
肘関節には、橈骨と呼ばれる骨があり、それを囲む様に橈骨輪状靭帯が存在します。
子供の肘は、まだ出来上がっていないので、橈骨輪状靭帯から抜けやすい構造になっており、抜けてしまうと肘内障が起こります。
症状としては、肘を動かすことができなくなるので、腕を動かさなくなります。また、引っ張って起こるので、肩関節が外れたと勘違いしてしまう事があります。
年齢層は1-6歳の子供に多いです。上記でお話したように、骨と靭帯の固定力が弱いため外れやすくなってしまいます。
また、寝がえりや転倒でも起きてしまうことがあります。
肘内障を起こりにくくする注意点
再発する可能性はありますが、特に心配することはありません。
注意としては、腕を急に引っ張る事です。手首を持つより、手を繋いでいるときの方が比較的起こりにくいようなので、お子さんとの手のつなぎ方にも注意が必要です。
また、バンザイの状態(Yの字)が、一番関節が抜けやすい角度となります。
遊んでいて、そういった角度で引っ張らないようにも注意が必要です。
お子さんは、ぶら下がったりしたがりますが、注意しましょう。
7歳位になってくると肘の骨がしっかりしてくるので、ほとんど起こらなくなります。
はすに鍼灸接骨院ならではの肘内障の対処法
当院では、しっかりと鑑別と問診を行い、肘関節の整復を行います。
整復を行うことで、痛みが軽減し肘を再度動かすようになります。
整復が行えたか、確認を行うためバンザイをしてもらったり、おもちゃを使って遊んでもらい肘が動くかどうか見ています。
症状の軽快が見られない場合は、骨折の疑いが考えられます。
肘周囲の痛みでお困りでしたら、はすに鍼灸接骨院までご相談ください。